口腔外科

当院では口腔外科専門医による口腔外科外来日を設置しております。
大学病院で抜歯を勧められた親知らずなどの難抜歯や粘膜などの病変の相談や小手術に対応しております。
第一土曜日の午後が外来日となります。予約制のためお電話でご確認ください。
現在、口腔外科専門医の外来日を休止しております。再開次第掲載いたします。（2024年4月）

口腔外科とは

代表的なところだと難しい親知らずの抜歯などが挙げられます。
その他お口の中にできる良性腫瘍や癌なども口腔外科の領域となります。
当院では良性腫瘍や癌の処置などはできませんが、親知らずの抜歯や簡易的な外科処置などは行うことができます。
また、近隣の口腔外科をご紹介することもできますのでお気軽にご相談ください。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

口腔外科で対処する代表的な症状

親知らずについて

「親知らずは抜かないといけないの？」「痛くないから生えてない？」「せっかく生えてきたから抜きたくない」
よく患者さんと話していると聞くことがあります。全ての親知らずを抜く必要はないと思います。
しかし「痛くないから」や「真っ直ぐ生えてるから」抜かなくてもいいとは言いきれません。
鏡で親知らずを見ることはなかなかできませんが、他の歯より汚れていることが多々あります。
口腔内環境を良くすることを考えると抜歯を検討するのも手段の1つかと思います。
抜くメリット・抜かないメリットどちらもあるケースは現状と将来を考え、一緒に治療方針を決定しましょう。

口内炎について

口内炎という言葉は非常に広い意味で使われますが、よくある口内炎は約１週間ほどで治ります。
しかし、口腔内には感染症や癌など口内炎と鑑別診断をしなければならないものがあります。
当院で鑑別診断が難しいケースや精密検査が必要な場合は近隣の口腔外科をご紹介させていただきます。
治りにくい口内炎がある方は一度ご相談ください。

口の中が切れた（外傷）

小さいお子さんが転んでしまったり、物にぶつかってお口の中が切れてしまったりすることがよくあります。大人の方でも同じですが、場合によっては縫わなければいけないこともあります。
他に打った箇所などがなければ、ご連絡いただきなるべく早く確認させていただきます。

上唇小帯・舌小帯の付着異常

1歳半健診や3歳健診などで上唇のスジが歯に近いところについていると指摘されるケースがあります。この部位を『上唇小帯』と呼びます。上唇小帯が歯に近いと大人の歯が生えてきたときに「ハ」の字に生えてきてしまったり、すきっ歯になってしまうことがあります。
また同じように『舌小帯』といって、舌を上に持ち上げると見えるスジが舌の先端寄りについていると、舌の可動域が制限されて滑舌や発音に影響が出ることがあります。
これらのスジの位置が悪影響を及ぼす場合、スジを切って位置を変える必要があります。
切開が必要かどうかは年齢や成長を見ながら慎重に検討する必要があります。
健診等で指摘を受けた場合はぜひご相談ください。

上福岡エスデンタルクリニックの口腔外科で大切にしていること

親知らずや小帯の問題は命に関わる問題ではありませんが、長い人生で考えるとその問題が悪影響を及ぼす可能性があります。
年齢や様々な人生のイベントなどを考慮し、処置を行うタイミングを見極めたり経過観察を行います。それらの状況は1人1人異なりますのでぜひ一度ご相談ください。
なるべく当院で問題を解決できる体制を整えていますが、難症例や手術を必要とするケース、口腔外科専門医に診断を仰ぐケースなどは早急に紹介できる体制も整えております。
また非常勤にはなりますが、大学病院から口腔外科専門医に抜歯等の小手術を行ってもらう日も設けておりますので、ご相談ください。
皆様のライフスタイルや口腔内の状況に応じた治療計画をご提案します。